サロンのお仕事とは、少し離れたお話に感じるかもしれません。
けれど、今の私がいて、今のサロンがあるのは、間違いなく母のおかげです。
母の名前に込められた想い
母の名前は「ひろ子」。
自分でサロンを営んでいると、いつも順調というわけにはいきません。迷ったり、悩んだり、壁にぶつかったりすることもあります。
そんな時、私はこれまで何度も母の存在に救われてきました。
大好きな母が亡くなった時、いとこのお坊さんが母に戒名をつけてくれました。
その文字は「志操 博麗(しそう はくれい)」。
お坊さんは「お母様らしく」という想いを込めて、母が生きてきた証でもある「ひろ子」の「ひろ」という響きを残し、「博麗」という文字を授けてくれたそうです。
その意味を知った時、そこには母の生き方そのものが表れているように感じて、涙が止まりませんでした。
「志操」と「博麗」に表れた母の生き方
「志操」には、自分の信念をしっかりと持ち、それを貫くという意味があります。
いつも凛としていて、芯が強く、私を支えてくれた母。その姿に重なりました。
そして「博」には、広く深い慈悲の心や、豊かな愛という意味があるそうです。
「ひろ」という響きに、お坊さんが「広く深い愛」を表す文字を選んでくださったことが、とても母らしく感じられました。
自分の信念を大切にしながら、周りの人には広く深い優しさを向ける人。
「志操 博麗」という名前には、そんな母の姿が込められているように思います。
母からもらった強さと優しさを胸に
サロンを続ける中で、何度も母に救われてきた理由が、この文字を見て少しわかった気がしました。
母は生前だけでなく、今もその広く深い愛で私を包み、サロンでお客様と向き合うための芯を、そっと支えてくれているのかもしれません。
ひろ子という名前のように、どこまでも広く、美しく生きた母。
私も、母からもらった強さと優しさを胸に、サロンに来てくださるお客様一人ひとりを大切にしていきたいと思います。
お母さん、いつも本当にありがとう。
